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振り返ります。

サービスデザインのためのユーザーインタビュー入門 @渋谷

7月11日(土)に行われたUXD/HCD ワイワイCAFE

UX、デザイン思考、サービスデザインのためのユーザーインタビュー入門に参加してきました。

 

タイムスケジュールはこのような感じ。

 14:20 - インタビューライブ(①三澤さん②山崎さん)

    →ビデオで振り返り

 15:20 - 参加者体験WS(3人チーム)

 15:45 - チームディスカッション

 16:05 - 講師方のパネルディスカッション

 17:00 - 終了

 

最近授業などでインタビューをする機会が多いのですが、何が質の良いインタビューで、何が的を射ない質問なのか境界線がわからず、今回のWSに参加させて頂きました。

(ごめんなさいメモ取るの必死で写真何も無いやつです……)

 

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まず驚いたのが講師の方が五人もいらっしゃること!

なんと手厚いWSなんだと興奮していました。

 

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一度目のインタビューライブでは三澤さんがインタビュアーとして、男性参加者の方をインタビュー。5分間で「好きな食べ物について」を伺います。

 

直球で「何が好き!?」とは聞かず、少し遠めの、日常的な行為からその人を知ろうとしているような印象を受けました。

一回目のインタビューライブという事で、インタビュイーも前半の方は緊張している様子…

三澤さんは、インタビュイーが自分で料理を作っているという点にフォーカスを当てて、その人の本質に迫って行きます。

後半になりインタビュイーが喋りやすくなってきた頃に5分終了。

 

その後にビデオで振り返りをしました。三澤さんのインタビューの様子を山崎さんが講評をしました。

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この番号をふってある箇所がビデオをとめた上で説明のあったところ。
右側が、その時の説明です。

 

どうやら三澤さんは、外堀から埋めるような感じで、生活習慣から、その人の本質?大切にしていることに迫って行く質問の仕方でした。

 

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 二回目のインタビュアーは山崎さん。先ほどと同じく5分間で「好きな食べ物について」

 

最初に、商品企画でのヒントを得られたら、と目的を聞いています。

そこから「何が好きですか?」と聞いて、その人の好きな物の数を吐き出させます。

印象的だったのは、「自分だったらこう思うんですが、あなたは?」など、相手の意見を求めるような聞き方をしていたこと。

 

「焼き鳥とお団子って似てますよねw刺さってるとこが!」のコメントは笑いました。奥泉さんが笑いは大事!と仰っており、まさに、笑いがある事で安心感を与えて対等な立場になるような気がします。

 

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ここまでで聞いておおっと思ったポイントがこんな感じ。

どちらも気にしていたのは、環境の変化なのか意識の変化なのかなど、変化の視点でした。そこをかなりつっこんで聞いて行くと、その人の大切にしている事が少しずつ見えてきたのが面白いです。

 

また、インタビュアーの表情や口調などでインタビュイーの発言をコントロールしていたのはさすがだと思いました。質問する側、答える側、お互いに頭を使いながら、どの答えが正解なのかと模索しながらやりとりをしていく姿…

答える方も楽ではないなと感じました。

 

何より、インタビューにおいて何がゴールかはっきりさせておくことが一番大事ですね。これが無いとそもそも何をインタビューすべきか、どの時点で他の話題にうつったら良いかがわからなくなってしまいます。

 

山崎さんの、意見を言ってもらう為に、あえて遠い意見や例を出すというのは面白かったです。同調してもらってはダメで、「いや!そうじゃなくて!こう思うんだよ!」と言ってもらえるのが成功ですね。

 

 

その後、3人チームを作って実践です。

「他人に紹介できるまで相手を知ろう」5分間

[1]インタビュアー [2]インタビュイー [3]ジャッジマン

それぞれ役割分担をして、ジャッジマンはインタビュアーの評価をします。

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左側は私がインタビューした内容で、評価項目は画像右側。

自分の対応を評価されるのは中々緊張しました…w基本技チェックシートには、インタビュアーがすると良い動作や質問の仕方が書いてあって今後意識していきたいと思いました。

挑む前にはこれを見るw

 

難しいのは、クローズドクエッションの、例を示して質問を明確に(誘導にならないよう気をつける)はかっこ内のコントロール。私はどちらかというと誘導気味なタイプに分類されるので、多くの例を出す事で回避するのは良い事聞きました。

 

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そして最後のパネルディスカッション。

各グループが出した質問の付箋からピックアップして答えてくださいました。

 

皆さん、インタビューする前にはしっかりと事前準備をするらしく、三澤さんもインタビューライブに入る前に、質問の構造?構成?何が聞けたら正解なのか?をしっかり考えていたそうです。

山崎さんも質問の内容を事細かに作り込むようで、成功させるにはそれだけの準備が必要なんだと感じました。その事前準備が気になって仕方ありません。紙に起こすのか?パソコンで細かく文字打ちしてチャート状にでもなってるのか?何をもってゴールと設定するのか?

 

インタビュアーの能力として、解釈の仕方が求められていると聞いて、データを取る為に聞くという姿勢は駄目ですね…。後で分析するから、ではなく、最中もちゃんと頭の中で解釈して分析して答えに近づく事が大切だと学びました。(やってから考えようが通じない世界…ちゃんと考えながら、その後に分析して、考えた事の何が正しい正しく無いを明らかにして次に進まなきゃいけないのですね…)

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そして最後に、教科書にみなさんのサインまでいただいちゃいました!!!!

ありがとうございますちゃんと読んで家宝にします!!!!!!